ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊

本記事ではiPadを愛用されている方に向けて、

この2点について解説します。

iPadには充電器として「Apple 20W USB-C電源アダプタ」が付属されていますが、その他のサードパーティ製充電器を使用することもできます。

付属充電器より高速に充電できるもの、複数ポートを搭載しiPad + αを同時充電できるもの、コンセントから距離があっても使いやすいもの、車載のシガーソケットで充電できるものなど、たくさんの便利な充電器が販売されています。

ここではそのなかでも特にiPadとの相性がいい充電器をピックアップ、厳選してご紹介します。iPad用に充電器をお探しの方に参考にしていただける内容となっていますので、ぜひチェックしてみてください！

大きいバッテリーを内蔵するiPadの場合、特に「急速充電が可能な充電器か」がポイントになります。急速充電に対応しない充電器を選んでしまうと、なかなかバッテリー残量が増えてくれません。

ということで、まずは「iPadを急速充電する方法」からご紹介していきましょう。ちょっとマニアックな話も交じっていますが、iPadユーザーなら知っておいて損はありません。

⇒ iPadにおすすめの急速充電器にジャンプする

iPadは急速充電規格「USB Power Delivery（USB PD）」に対応しています。USB PDに対応する充電器を選ぶことが、第一のポイントになります。

USB PDによる急速充電では、USB-Cを使います。USB-Cポートを搭載する充電器ならUSB PDに対応する、という理解で問題ないでしょう。

USB-Cポートを搭載しながらUSB PDに対応しないこともあり得ますが、充電器として販売されているものでは見かけたことがありません。

従来のUSB-Aポートでの充電速度は遅く、特に大きいバッテリーを内蔵するiPadの充電には向いていません。過去にiPhoneに付属されていた「Apple 5W USB電源アダプタ」だと、iPadを不売る充電するのに何時間もかかってしまいます。

ここ数年以内に発売されたiPadならUSB PDによる急速充電に対応していますので、USB-Cポートを搭載しUSB PDに対応する充電器を選んでください。

USB PDに対応する充電器でも、その充電器が「何ワットの充電が可能か」によって充電性能が変わってきます。

iPadの場合は、「20W以上の充電器」を選ぶようにしてください。

iPad付属充電器の「Apple 20W USB-C電源アダプタ」は、その製品名のとおり20Wの出力が可能。つまり、20W以上の充電器を用意すれば、付属充電器と同等以上の速度でiPadを充電できることになります。

充電速度にこだわりたい方は、「30W以上の充電器」を用意すればさらに高速な充電が可能です。

上のように20W充電時と30W充電時を比較すると小さくない速度差があるので、こだわりたい方は30W以上の充電器を選びましょう。

なお、13インチ/12.9インチiPad Proは30Wを超える充電に対応しています。

iPad Pro 13インチに100W充電器を接続しUSB充電チェッカーを確認すると、「15V/3A」の45Wでネゴシエーションされ、実測約35Wで充電されていました。

13インチ/12.9インチiPad Proを最速で充電したい場合は、45W以上の充電器を選ぶといいでしょう。

13インチ/12.9インチiPad Proに45W以上の充電器を接続しても、実勢では30W前後の充電となります。なので基本的には上でも書いたとおり30W以上の充電器で十分かと思います。

iPadと一緒にスマホなどを同時充電したい場合は、複数ポートを搭載した充電器を選びましょう。

例えば本記事でもご紹介している「UGREEN NexodeX 65W」は合計3ポートを搭載。iPadとスマホを同時に急速充電できます。USB-Aポートも搭載するのでワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの充電もカバーできます。

複数ポート搭載充電器を選ぶときのポイントとしては、「1ポートあたり何ワットで出力できるか」です。

例えばUGREEN NexodeX 65Wで2ポートを使用したとき、45W + 20Wで出力されます。iPadとスマホを同時充電するなら十分なパワーです。

普段使いから持ち運びまで幅広いシーンで活用したいなら「壁挿しタイプの充電器」がいいでしょう。

コンパクトで軽量、さらに電源プラグを折りたためるものが多く、持ち運びに最適です。また複数ポート搭載のものやパワフルなものまで揃っています。

携帯性と機能性を兼ね備えているという意味では、壁挿しタイプの充電器はもっとも守備範囲の広いタイプです。

持ち運びせずに固定場所で使いたいなら、AC電源ケーブル付きの「据え置きタイプの充電器」をチェックしてみてください。

ケーブル付きなのでコンセントから離れた場所に置きやすく、デスクや家具の上に置いておくにはぴったりです。また複数ポートを搭載するものが多いので、iPadと別のデバイスを同時に充電したい方にとっても便利でしょう。

壁挿しタイプと据え置きタイプのどちらを選ぶ方は使い方によります。基本的には守備範囲の広い壁挿しタイプが間違いないですが、必要に応じて据え置きタイプとの使い分けると便利です。

iPadにはUSB-C to CケーブルもしくはUSB-C to Lightningケーブルが付属されていますが、追加でもう1本か2本、用意しておくと便利です。

私が気に入ってよく使っているのが、Anker（アンカー）のUSB-Cケーブル。絡みづらく、また折りグセがつきにくいので扱いやすい。お探しの方はぜひチェックしてみてください。

それでは本題のiPadにおすすめの充電器をご紹介していきましょう！

 コスパ抜群！ 持ち運ばなければこれでOK

まずご紹介したいのは、UGREEN（ユーグリーン）の充電器。本製品の魅力はなんといっても圧倒的なコストパフォーマンスの良さ。

iPadを20Wで充電できるパワーがありながら、価格は1,000円前後とお手頃価格。通常価格は税込1,199円ですが、Amazon製品ページで配布されているクーポンやタイムセールで1,000円以下で購入できることが多いです。

最大20WのUSB-Cポート搭載と充電性能はApple 20W USB-C電源アダプタと同じです。見た目やサイズ感もほぼ同じ。

安いだけだとコスパがいいとは言えませんが、しっかり仕様どおりiPadを急速充電できています。私自身、この充電器をかれこれ2年以上使っていますが耐久性も問題なし。まだまだ現役です。

コンパクト＆軽量なので持ち運びも可能ですが、電源プラグは折りたためません。持ち運び用充電器というよりは自宅や職場などに置きっぱなし用の充電器におすすめです。

 持ち運び用でコスパ重視ならこの充電器

続いてご紹介するUGREEN Nexode Mini 20Wは、iPadと共に持ち運びするのにぴったりな充電器です。

電源プラグは折りたたみ可能。バッグへの収まりの良さは、電源プラグを折りたためるかどうかで大きく違ってきます。

重量を確認してみると実測で39.96 gでした（公称は約40 g）。これほどの軽さならバッグに入れておいても存在感は感じることはありません。

出力ワット数は最大20WとiPadを充電するには十分なパワーがあります。スマホの充電にも活躍してくれるでしょう。

また優れたコストパフォーマンスも魅力。コンパクト＆軽量、さらに折りたたみ式の電源プラグ採用で1,000円台はかなりお買い得感がありますね。コスパ抜群です。

 USB-CとUSB-Aの両方を搭載

まだまだ使う機会の多いUSB-Aポート。こちらのエレコムの充電器は、iPadを急速充電できる最大20WのUSB-Cポートに加えてUSB-Aポート搭載します。

iPadやスマホの充電はUSB-Cをよく使うこともあって、最近では逆にUSB-Aポートがなくて困ることも。この充電器ならUSB-Aポートでの充電にも対応できます。

USB-Cポートは最大20Wの出力が可能でiPadを急速充電できます。ただし、2ポート同時使用時は合計最大15Wとなるのでご注意ください。

折りたたみ式の電源プラグ採用でコンパクト、重量も約48 gと軽く持ち運びに便利な仕様です。ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの充電などでUSB-Aポートが必要な方はチェックです。

 iPadを付属充電器より高速に充電できる

UGREEN Nexode Mini 30Wは、上でもご紹介したUGREEN Nexode Mini 20Wの「30W版」です。

30W以上の充電器を使うことによって、iPadを付属充電器よりも高速に充電できます。上では11インチiPad Air（M2)を充電していますが、20Wを超えるワット数で充電できていることが確認できますね。

サイズは約40.7 x 32.6 x 32.6 mmとなっています。20W版と比べるとひとまわり大きくなるものの、サイズ感としてはほぼ変わりません。

このサイズで30W出力が可能なのですから非常にコンパクトです。持ち運びに困ることはないでしょう。折りたたみ式電源プラグ採用であることもポイントですね。

UGREEN Nexode Mini 30Wは税込2,780円と価格が安く、コストパフォーマンスも抜群です。他のUGREEN製品と同じようにクーポンやタイムセール対象となることが多いので、そのタイミングでの購入を狙ってみてください。

 30WクラスでUSB-Aポートが必要ならこれ！

30WクラスでUSB-Aポートが必要なら、こちらのエレコムの2ポート充電器がおすすめです。

USB-Cポートは最大30Wに対応。iPadを高速に充電できるパワーがあり、必要ならばMacBook Airの充電もカバーできる充電性能です。

USB-Aポートも搭載されているため、iPadとワイヤレスイヤホンなどを同時充電することも可能です。ただし、2ポート同時使用時は合計最大15Wとなり、iPadは急速充電できないのでご注意ください。

サイズは約42 x 39 x 30 mm、重量は約58 gとなっています。充電性能のわりにコンパクトで持ち運びしやすい！まさにiPadにぴったりな充電器でしょう。

 常時バッグに入れておきたくなるスリムな2ポート充電器

次にご紹介するCIO NovaPort SLIM DUO 45Wは、最大45WのUSB-Cポートを搭載しながら超スリムな充電器です。

厚さはたったの13 mm。45Wという充電性能と2ポートを搭載することを考えると驚異的なスリムさです。

スリムなのでバッグへの収まりもよく、常時携帯用の充電器にはぴったりですね。重量は約65 gと軽く、iPadと一緒に持ち運ぶには最高の充電器でしょう。

コンパクトでスリムな充電器ですが、充電性能は最大45Wとパワフルです。iPadだけでなくノートPCの充電もカバーできます。

iPadにとって45Wの充電器はオーバースペック気味に思えるかもしれませんが、iPadとスマホを同時充電したい場合などにこのスペックが活きてきます。

CIO NovaPort SLIM DUO 45Wでは、接続されているデバイスに応じて適切な電力を供給してくれる機能が備わっています。2ポートを同時に使用したとき、30W + 15W、15W + 30W、20W + 20Wのいずれかのパターンで振り分けられ、接続デバイスを効率的に充電できます。

さらにパワフルな「CIO NovaPort SLIM DUO 67W 2C」という選択肢もありですが、iPadを充電することを考えるとCIO NovaPort SLIM DUO 45Wがぴったりです。

 充電器＆モバイルバッテリー＆USB-Cケーブルの3-in-1

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)は、充電器とモバイルバッテリー、さらにビルトインUSB-Cケーブルを搭載する便利な3-in-1充電器です。

折りたたみ式の電源プラグを展開しコンセントに挿せば、最大30Wの充電器としてiPadを充電できます。

コンセントから抜けば、10,000mAhモバイルバッテリーとしてiPadを充電可能。バッテリー容量的にはiPadを1回フル充電できないほどではありますが、iPadのバッテリーを1日もたせるには十分でしょう。

さらに直付けのビルトインUSB-Cケーブルを搭載するので、別途USB-Cケーブルを持ち運ぶ必要がありません。ケーブルの長さは約25.5 cmで、持ち運び時にはストラップとして使うこともできます。

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)はスマホユーザーにおすすめされることの多い製品ですが、iPadとの相性も良くおすすめです。

 これ1台でiPadからノートPCの充電までカバー

iPad + スマホやiPad + iPadの同時充電なら、45Wクラスの充電器でカバーできますが、iPad + ノートPCとなると45Wではパワーが足りません。

最大65WとパワフルなUGREEN NexodeX 65Wなら、iPad + ノートPCの同時充電を実現できます。

2つのUSB-Cポートと一つのUSB-Aポートの合計3ポートを搭載。2つのUSB-Cポートを同時に使用したとき、45W + 20Wで電力が振り分けられます。

ノートPCによっては45Wでは足りないこともありますが、いわゆるモバイルノートPCに分類されるものならたいていは45Wで充電できるはず。もちろん、1ポートのみの使用なら65Wで充電可能です。

UGREEN NexodeX 65Wが凄いのは、3ポート搭載でこれほどパワフルな充電器ながらコンパクトで軽いこと。

サイズは約55 x 33 x 40 mm、重量は約120 gと、65W＆ 複数ポート搭載充電器ではトップクラスのコンパクト＆軽さです。このサイズ感でiPadからノートPCまで充電できるのですから心強い！

UGREEN NexodeX 65WはiPadのみの充電だとオーバースペックになりますが、「ノートPCの充電器としても使いたい」という方にぜひチェックして欲しい充電器です。

 USBポート不足とコンセント不足を一気に解消

Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)は、デスクや家具の上、ベッド脇に置いておくのにぴったりな据え置きタイプの充電器です。

合計4つのUSBポートを搭載し、USB-Cポートの出力は最大67Wとパワフル。2つのUSB-Cポートを同時に使用したときは45W + 20Wとなり、iPadとさらにもう1台を同時に急速充電できます。

充電器の上部には2つのコンセント挿し込み口があり、電源タップとしても活躍してくれます。挿し込み口に挿すと土台部分がせり上がるという、ユニークな構造です。

複数ポート搭載充電器として使用しながら、電源タップとしても使用できるAnker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)なら、USBポート不足とコンセント不足を一気に解消できちゃいます。

特にデスクまわりはディスプレイやスピーカーなどなにかとコンセントが必要ですよね。Anker Nano Charging Station (6-in-1, 67W)を用意することでデスク周りがすっきりするはずです。

 車載のシガーソケットでiPadを充電できるカーチャージャー

最後にご紹介するのは、車載のシガーソケットでiPadを充電できるカーチャージャー、Anker 323 Car Charger (52.5W)です。

最大30WのUSB-Cポートを搭載しiPadを急速充電でき、加えてUSB-Aポートも搭載します。合計最大出力は52.5Wと、30W + 22.5WでUSB-Cポートを使用してもUSB-Aポートの出力が下がらない点はGoodです。

サイズは約100 x 93 x 19 mmとUSBカーチャージャーでは非常にコンパクト。充電性能の高いカーチャージャーは頭が大きくなり存在感のあるものが多いですが、Anker 323 Car Charger (52.5W)はコンパクトなので視覚的にもスペース的にも邪魔になることはないでしょう。

あた通電時はLEDランプが光るため、暗い環境でもUSBポートの位置が分かりやすくなっています。眩しいほどの光量はありませんが、これが気になる方はご注意ください。

大きいバッテリーを内蔵するiPadだからこそ、便利に使う上で充電環境を整えておくことが大事です。急速充電を活用すれば使い勝手が向上すること間違いなしでしょう。

最後にまとめとして、iPadの充電器について知っておきたいポイントを改めて書いておきます。

本記事でご紹介したなかでひとつおすすめを挙げるとすれば、UGREEN Nexode Mini 30Wですね。

30Wのパワーは魅力ですし、コンパクトさ・軽さ・価格の安さも魅力。20W版の「UGREEN Nexode Mini 20W」とたいしてサイズは変わりません。ぜひクーポン配布時やタイムセール時を狙って購入してみてください！

iPadユーザーのあなたにはこちらの記事もおすすめです！

急速充電規格「USB Power Delivery（USB PD）」に対応し、20W以上の出力をもつ充電器が最適です。

充電は可能ですが、おすすめしません。

過去にiPhoneに付属されていた「Apple 5W USB電源アダプタ」の出力は5Wしかなく、その充電速度は激遅です。iPadの充電には向いていないので、iPad付属の充電器を使用するか、別途USB PD対応の充電器を用意しましょう。

iPadが充電できない場合、いくつかの原因が考えられます。原因と対処法については以下の記事で解説しています。

気にしなくてもOK。純正でなくてもサードパーティ製の充電器でiPadを充電してまったく問題ありません。

ただし、サードーパーティ製の充電器はメーカーによって品質にバラツキがあります。Ankerやエレコム、CIO、UGREENなど多くのユーザーから選ばれているメーカー・ブランドの充電器を選ぶと安心です。

まったく問題ありません。

USB PDによる充電では、充電器と接続デバイスの間で「これだけの電力をちょうだい」「はいどうぞ」といったメッセージのやりとりが行われています。

そのため、仮に140Wの充電器をiPadに接続しても問題なく安全に充電することができます。

ただし、ワット数に比例して充電速度が向上するわけではありません。iPadの場合、30Wもしくは45Wが受け付けられる電力の上限となります。

USB-C to CケーブルもしくはUSB-C to LightningケーブルならUSB PDによる急速充電が可能です。

ただし、USB-C to Cケーブルは有名メーカー・ブランドの製品、USB-C to LightningケーブルはMFi認証を取得した製品を選んでください。

GaN（窒化ガリウム）は、従来のシリコン素材にかわって充電器に採用され始めている素材です。

より効率よく充電できるため発熱が少なく、さらに小型化しやすいメリットがあります。